本日は5Gや6Gの次世代ネットワークについて説明していきたいと思います。
これから5Gという技術が始まろうとしています。
私は米国在住なのですが、実は米国ではすでに5Gが始まりつつあります。
下記の私のiPhoneで電波が5GEって書いてありますよね?

これは契約しているAT&Tによると5GE(EはEvolution=進化)を意味しているらしいです。
しかしこれは実は実質は4Gらしく、いろいろなところでユーザーを騙すな!と裁判沙汰になっています。
これは偽造の5Gではありますが、実際ニューヨークでは本当の5Gが始まっています。
では早速、ここまで語ってきた米国の5Gはさておき、5G、6Gってなんなのという点について解説していきます。
5G,6Gってそもそも何?
無線通信の世代のことで、GはGenerationの頭文字をとったものです。
世界標準の通信規格が作られていて、世代毎に速度が異なる。
1G、2G:携帯電話(音声のみ)
3G:1Mbps(モバイルインターネット):画像が多いと遅いし、動画は見れない
4G:10から50Mbps(スマートフォン)
5G:500Mpbs程度?
5Gの特徴は以下の3点が挙げられます。
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- 高速・大容量
- 低遅延
- 多接続
下記がそれぞれの特徴で得られるメリットです。
高速・大容量によって得られるメリット
4Gに比べて大容量の通信が可能になり、高精細な画像や動画の利用が可能になる
分野 | 既存技術 | 5Gの世界 |
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セキュリティ | 人の存在 |
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自動運転 | 前方自動車の存在 |
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コンテンツ | HD画像・動画配信 | 4K/8Kの画像・動画配信 |
医療 |
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低遅延によって得られるメリット
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- 通信において遅延が短縮され、リアルタイムに近い通信が可能になる
- 素早いフィードバックが求められる自動運転の制御やVR/ARでの活用が可能になる
分野 | 既存技術 | 5Gの世界 |
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自動運転 | 自律的判断・制御 (自動車内で判断・制御) |
周辺自動車・環境も含めた判断・制御(交通状況・他自動車情報も加味した制御) |
自動制御 | 自律制御 |
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VR/AR |
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多接続によって得られるメリット
多くの端末を同時に接続でき、機器監視やスマートシティなどIoT分野での活用が可能になる
分野 | 既存技術 | 5Gの世界 |
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状態解析 |
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さてお待たせしました。ここからは6Gです。
上記の通り十分5Gでもすごいけど、未来はさらにすごいようです。それではみてみましょう。
6G:5Gbps?2030年頃に使われるのではないか?
圏外がない全世界ネットワークが実現するのではないか?
実際に現実に向けて動いている団体がすでにあります→https://www.oulu.fi/6gflagship/
例えば、米マイクロソフトが開発中のテレポーテーションをしたかのような体験ができる”Holoportaion”(遠隔地にいる人を、3D映像として別の場所へ移動させる技術)がより現実味を帯びてくる。つまりバーチャル空間で過ごす人も出てくるのではないか?
課題など:
半導体性能が追いつくのか?コンピューター・ハードウェアが追いつかないのではないか?
ハッキングや情報漏洩がやばい。セキュリティがこれから重要になる
高周波数による健康被害の懸念
まだまだ課題などはあるようですが、近い将来のうちに皆が子供の頃に夢見たような未来が来るかもしれませんね。
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