私には過去のトラウマがあって、何もかもうまくいかない。このトラウマをなくす方法を知りたい。
今の自分のままでいけないのはわかっている。変わりたいと思うのだけど、事情があり変われない。
私は仕事が忙しくて、なかなか勉強する時間が作れない。もっと時間があれば。。
仕事の課題、家庭の課題、、、課題が多すぎて何から手をつけていいのかわからない。
友達や同僚に好かれようと、相手のご機嫌をついつい伺ってしまう。
上記のように私には問題があるのはわかっているんだけど、事情が事情でなかなか今の状態から抜け出せない。と思っている人も少なくないのでしょうか。
私も以前は自分は他人に比べ、努力はしているはずなのにうまく行かない。これは才能や本業の仕事量が多いからだ。
きっともっと時間が取れたり、昔もっと勉強しておけば。。。と思っていました。
しかしこれからご紹介する本を読めば、きっと昔の私同様、
これは勝手な思い込みで、実は気持ちや目線を変えるだけで改善できる問題だったんだと気づくはずです。
さて、本日ご紹介する本は、岸見一郎氏の嫌われる勇気です。
きっとこの記事を見てくれている意識の高い方であれば、一度は目にしたことはある本だと思います。
岸見一郎とは
- 哲学者
- 1956年京都生まれ。
- 京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。
- 専門の西洋古代哲学、特にプラトン哲学と並行して、アドラー心理学を研究。
- 日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問
まさにアドラー心理学のスペシャリストです。
なのでこの嫌われる勇気という本も、このアドラー心理学がベースになっています。
心理学というと、なんだか小難しい、
しかも実生活に生かしづらいざっくりとしたことしか書かれていないんじゃない?
と思ってしまうかたも少なからずいるのではないでしょうか。
実は私もそんな一人で、今まで心理学やその他マインドセット的な自己啓発本は避けていました。
でもこの本は違いました。
岸見一郎氏がアドラー心理学を、青年と哲学者という2人の登場人物を通して、わかりやすく物語調で解説してくれています。
それでは早速中身を見ていきましょう。
嫌われる勇気をとおして
Before
上記で書いた通り、私は心理学を信用していないし、実生活に生かすのが難しいものと思っていました。
ただ、この本に書かれている
”変われない自分”、”人に好かれようとしてしまう”という、
まさに今自分が悩んでいることをテーマになっていたので、
今まで同じような本なら、読むのをやめればいいやという軽い気持ちで手にとってみることにしました。
After
この本で解説していることは、これとこれをすればうまくいくというようなものではなく、
目線や考え方を変えてみるというごく簡単なするべき行動が書かれていました。
青年と哲学者との対話形式で書かれているので、青年が私の考えを代弁してくれているような感じで、
他の本のように考え方を押し付けてくる感じがせずに、気軽に読み進められます。
私が心を動かされて、自分に活かせると思ったポイントは下記です。
- 人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる
- ご友人は「不安だから、外に出られない」のではありません。順番は逆で「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」。「人は変われる」を前提に考えよ
- つまり人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心なのです。
- 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。
- 「AだからBできない」といっている人は、Aさえなければ、わたしは有能であり価値があるのだ、と言外に暗示している
- まずは「これは誰の課題なのか?」を考えましょう。そして課題の分離をしましょう。どこまでが自分の課題で、どこからが他者の課題なのか、冷静に線引きするのです。
- 他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるもの。
いやいや、何をいっているんだこの本は、というところから始まり。
でも確かに言っていることも一理あるになり。
確かにそうなのかもしれないと、登場人物の青年のように納得できるようになっていた。
今まで何かのせいにしたり、余計なことに手を出して、自分の問題を分かりづらくしていたと反省しました。
私の場合、運動や勉強できないのを、仕事や家族のせいにしていたけど、
今思えばかなり調子に乗っていたし、楽をしていたなと。。。
嫌われる勇気のまとめ
実はこの本も私の好きなYoutuber マコなり社長が勧めていた本でした。
彼はYoutubeで下記のように言っていました。
幸せになるには勇気が必要
今日全てを失ってもいいというように腹をくくっている
これは毎日全力で後悔ない日々を過ごしていると思えているからではないでしょうか。
もしこの嫌われる勇気で挙げている事を意識して、行動できているとしたらこのようなこのことが言えるのだと思います。
私はまだそこまで行き着いておらず、他人に依存してしまっている部分があり、後悔があるのだと思います。
みなさんにも是非この本を手にとって、後悔なき日々を過ごしてほしいと思います。
以上です。
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