前田裕二 愛読書8選&著書2選

本日から新規企画として、過去に著名人の方々が紹介した本を紹介していきたいと思います。

というのも私の趣味は読書で、今では2日か3日に1冊、つまり1ヶ月で最低でも10冊は完読しています。そんな私も読書を始めたのは2年前くらいです。当時は何を読んでいいのかわからず、自分で選んだ本もつまらないと感じすぐに読んでいない本ばかりが積まれている状態でした。

当時はその状況から、

・誰か尊敬できる人に本を紹介してほしい
・本は高いから本選びは失敗したくない(役立つ本だけ読みたい)
・読書をしていると眠くなる。これは自分がわるいのか?

と悩んでいました。もしかしたこのブログを読んでくれているかたも昔の私と同じような悩みを抱えているかもしれません。

ただ今振り返ると上記は全て一つのことで解決できることに気づきました。

それは自分の尊敬する人・なりたい人からの推薦本を読み漁ればいいのではということです。人は思い込みでそのものの感じ方を変えることができます。

・尊敬している人が推薦しているんだから、役に立つはずだ。

もしくは

・尊敬している人が推薦しているんだから、もしわからなかったり難しいなら、まだまだその尊敬する人からは実力的に離れているんだ。もっと勉強しよう。

とポジティブな方法に考えることができます。

そんなこともあり、今では私はまずは自分の好きな・尊敬するヒトの推薦した本を中心に読むことにしています。

これを試してからは前述の2−3日で1冊を読破できています。もちろん時には難しく理解できない本も出てきます。そんな時はその本をいっそ閉じてしまい、本棚にしまいます。そしてさらに簡単な本、例えば「マンガ版」「誰でもわかる」と言ったようなもので再挑戦、もしくはYoutuberの人が出している書評動画を一度流し見して全体像を把握した上で、また本棚にしまった本に再挑戦しています。

これはお勧めです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、そんな背景があり今回から私が独断と偏見で選んだ尊敬するヒトの推薦本を紹介していきたいと思います。

私の読書後のコメントだけでなく、その著名な方の一言コメントも書いておきましたので、この人はこんな風にして読んだんだというストーリーもお楽しみいただけるかと思います。

 

まず第一回目は、

私の大好きな前田裕二さんからです。

前田裕二プロフィール

前田 裕二(まえだ ゆうじ、1987年6月23日 - )は日本実業家。著書『メモの魔力』が50万部のベストセラー。『ハーバードビジネスレビュー 未来を作るU-40経営者20人』に選出され、現在『スッキリ』コメンテーターをしながらSHOWROOM株式会社代表取締役社長を務める。2019年は『デジタルメディア協会主催・第24回 AMD Award '18 優秀賞』『紀伊国屋書店年間ベストセラー大賞受賞』W受賞。早稲田大学政治経済学部卒業。

 

個人的にはこのプロフィールよりも、Youtubeや彼が出演しているメディアを見ていただくのが、彼を知る上でとても参考になるかと思います。

難しい言葉を誰でもわかる言葉や例に、既に無意識(?)で話してくれます。だからとても親近感が湧くのです。彼はこれを「抽象化」のおかげだと言います。

Contents

 

前田裕二 おすすめ本10選

それでは一つずつ前田さんと私のコメントとともに見ていきましょう。

 

夢をかなえるゾウ

前田さんコメント

この本には「行動がすべて」というメッセージがこめらている。

お参りに行くなどたくさんの主人公に対する課題が出ているが、その個々の課題自体が重要なのではなくて、

人生において行動を起こすことの重要性を説いている。

読書も同じで、「本を読む」から「本を読んだことによって自分の行動がどう変わった」に変えると読書体験は全く別物になるはず。

読書は誰かの人生の経験を追体験できるし、何人もの人生を生きて、学びを得ることができる。

 

読書後の感想

前田さんがおっしゃる通り、行動することについて様々なおすすめポイントが出てきます。

私から見てもこれらのことを欠かさずに行えば、成功者とまでは行かなくても他人が羨む人にはなれると思う。

じゃあなぜ自分の周りには自分が尊敬する人が一握りなんだろう。

(この本は累計発行部数300万部以上だし、ドラマやアニメにもなっているので、尊敬できる人が数十人ないし数百人いてもいいのでは。)

と考えて、行き着いた結論は、皆行動していないから。本を読んで終わっているからなんですね、きっと。

ぜひあなたもこの本を手にとって、ぜひ必ず行動にうつしてください。

前田さんおすすめですし、しかも自己啓発本にあるただただリストされたものと異なり物語になっているので、すぐ読み終わりますよ。私は1ー2時間程度で読み終わりました。

 

孫子

前田さんコメント

これは僕の愛読書です。それは著者の孫武を信じているからです。

「孫子」とは孫武が「負ければ死を意味する」という究極の状況で導き出した、戦に勝つ ための真理です。

常に死と隣り合わせですから、そこに込められた気迫はビジネスとは違います。

死ぬか生きるかという真剣勝負をする中で紡ぎ出した考え方は、人間が考え得る限り最も真理に近い成功法則であろうと思うからこそ、

『孫子』の内容を全力で信じるのです。

著者を信じたうえで、「読書の要諦は行動だ」という深い認識を併せ持つことで、「行動の伝導率」が上がるのだと思います。

人は「信じないと動かない」ですから。

 

読書後の感想

一言で言うと「戦うための秘伝書」。

おそらくヤンキーがこの秘伝書をマスターすれば、喧嘩で負けることはないでしょう。笑

と言う非現実的な感想を抱くぐらい、戦いに当たる心構えから戦略までかかれています。

これは捉え方次第でビジネスにも生かすことができます。

ただちゃんと要点を捉えないとどうやってビジネスに使うんだ??となるので、個人的にはまずはマンガがおすすめかもしれません。

呉越同舟という聞いたことあるあるというような言葉も出てきて、楽しいですよ。

 

論語

前田さんコメント

僕は放っておくと、ついこの本の孔子的手法を取ってしまうと自覚しています。

根本的に発想が 性 善 説 に 傾 き す ぎ て い て 、「 人 と 人 と の 信 頼関係が……」「愛情を注げばすべてが解 決する……」などと言ってしまうのです。

SHOWROOM の業績が大きく成長すると ころまでは、孔子的なやり方をしていました。

SHOWROOM はメンバーがみんな超優秀 だということもあり、仲間がもたらすパフォ ーマンスを純粋に信じていたのです。

しかし、人は弱いので、浮くこともあれば、 沈むこともあります。そこで次に紹介する韓非子とバランスよくブレンドすることが重要です。

 

読書後の感想

この本は読んでいてとても心が洗われます。しかしだからこそ理想論に聞こえてしまう部分がたくさんありました。

私は大学時代に教職免許を取りましたが、まさにその教職時代に学んだ教師として人としてあるべき姿を描いたような内容でした。

人にものを教える立場の方は一度手にとって流して見ていただくだけでも、勉強になる箇所はあるのではないかと思いました。

 

韓非子

前田さんコメント

会社の成長・拡大フェーズ においては、構成員がみんな圧倒的なパフ ォーマンスを出す理想の状態を、

個人の能力ではなく、「仕組み」によって担保しない とダメだと考え、この本にある韓非子的な法による統治 を取り入れました。

人は裏切るかもしれな いけど、仕組みは裏切らない、という発想 に切り替えたのです。

具体的には、クリエイティブな課題を解決するチームと、決まったルールの下でオペレーションを回すチームに分けて、それ ぞれにしっかりノウハウが溜まるように組織を設計し直しました。SHOWROOM では、 こ の 組 織 改 編 に よ っ て 、会 社 の 収 益 が 一 気 に ス ケ ー ル し ま し た 。

単純化して整理するならば、前述の論語の孔子とこの韓非子を、

すなわち「人間同士の信頼関係」と「法による仕組み」をバランスよくブレンドすることによっ て 、情 と 法 の 両 面 で パ フ ォ ー マ ン ス を 底 上げする構造を作ったのです。

 

読書後の感想

前田さんも論語と韓非子を比較対象、対をなすとコメントされていますが、まさにその通りでした。

個人的にはこちらの韓非子の方がかっちりハマりました。きっと自分は普段韓非子的なルールや仕組みに縛られているのでしょう。

ただこちらは論語と異なり一つ一つが明確にされているので、普段から手元に置いておかないと忘れてしまって仕事には活かせないだろうと思いました。

 

国家

前田さんコメント

これは中学生の時に読みました。

観念という考え方に触れて、今までと は世界が変わって見えたのを覚えています。

たぶん僕の抽象思考の旅が始まったのは『国家』からです。ソクラテスと弟子のプラ トンの対話を通して、観念というものが何 かを学びました。

例 え ば 、「 愛 と こ こ に 書 い て み て 」 と 言 わ れて、紙の上に漢字で「愛」と書くことはで き ま す が 、

「 愛 」 の 定 義 は 一 人 一 人 違 っ て い てすごく抽象的なものじゃないですか。

この、 みんなの頭の中に共通して存在するふわっ とした認識のことを観念というんだよと。

この本は、抽象なるものに対してすごく 興味を抱かせてくれました。僕の哲学への 興味が始まったのはこの本からだと思います。

 

読書後の感想

前田さんの代名詞的な抽象化がここから始まっているとは、と考えて読み進めるとなかなか奥が深いです。

この事実を知らずにただ読んでいた過去の私は、随分一つのことにしつこい人もいるもんだなぁと思ったのを今でも覚えています。

しかし今読破した状況から言うと、普段からこんなに一つのことについて考えたことって今までなかったのではないかと思い知らされました。

ものにはこう言う見方もできる、実はこうなんじゃないかと自問自答できるようになるので、とても得られるものは大きいと思います。

 

利 己 的 な 遺 伝 子

前田さんコメント

この本は死生観を洗練させてくれました。

この本を 読んで最初に持った感情は、「人の人生に 価値なんてない」というある種の絶望感でした。

本 書 に よ る と 、遺 伝 子 が な る べ く 遠 く の 未来に行こうとしたときに、乗って行く乗り物が生物という固体です。

単に遺伝子を先に届ける、 先の未来に届けるためのビークルでしかないのだったら、別に自分の人生は楽しかろ うが、つらかろうが、全然関係ない。

そう思うと、すごく絶望的になったのです。 しかし、逆にそれを前向きに捉えるこも で き ま す 。

「 人 生 に 深 い 意 味 な ん て な い んだから、自分が一番楽しいと思うことを 突きつめてやる人生が一番いい」ともいえ ます。

『利己的な遺伝子』のように、進化生物学 や文化人類学といった、なんらかの科学切り口を通じて、自分の生と死を問い直るような本が僕は大好きです。

またこの本から得た学びで革命的だったのは、人間の利他的な行動を科学的に説明してくれたことでした

この話は孔子(論語)や孟子の儒教思想とシンクロしています。

 

読書後の感想

なんと言うか、理系の自分からすると少し噛み砕いてくれた論文を読んでいる感覚になりました。

最近このような分野の本を読むこともなかったので新鮮でしたが、時間がある時にゆっくりと読みたくなるくらい長いです。

要点だけ知りたいと言う人は本よりもようやくサービスがいいかもしれませんが、

時間があって死生観や遺伝子について考えたい人や、論文大好きな理系の人にはバッチリはまる本だと思います。読み応えはあります。

 

道をひらく

前田さんコメント

経 営 者 の 本 で 言 う と 、あ ま り に ス タ ン ダ ードですが、パナソニック創業者である松 下幸之助著の『道をひらく』はバイブルです。

この本から抜き取るべきポイントは、「 素 直 、謙 虚 、愛 嬌 が 一番の武器だ」ということです。

松下幸之 助のことを敬愛して、嚙みしめるように著書を読んできたので、おそらく、彼の価値観が僕自身の人格形成にも大きな影響を与えているのではないかと思います。

人は大人になるにつれて、つい目の前に あるものの美しさを見過ごしたり、あるいは 否 定 し た り 、素 直 に 受 け 止 め ら れ な く な っ ていくものだと思います。

この意識を持っ て か ら 、絶 対 に 素 直 な 心 を 失 う も の か と 、 中学の美術の先生の言葉や、松下幸之助 の言葉をいつも胸に携えています。

実 は『 道 を ひ ら く 』は 、社 会 人 に な っ て 仕事で苦しい状況に置かれていた時に上司が買ってくれた本だったのですが、自分の心に深く染み込みました

 

読書後の感想

松下幸之助さんを知るとともに、前田裕二さんのことも知れるお得な本です。笑

しかし偉業を成し遂げた人だからこそ、一文一文に重みがあります。きっと私が同じことを言っても、ここまで重みはないでしょう。

内容は彼のオリジナルもあるかもしれませんが、孫子などの本にあるような内容も盛り込まれており、松下幸之助が成功するにあたり参考にした考えも知ることができます。

これは一気に流し読みすると言うよりかは、普段から手元に置き、何かあるたびに一文一文噛み締めて読むべき本だと思います。

 

7つの習慣

前田さんコメント

僕はこの本は自己啓発本の決定版だと思っています。ここまで包括的に人生の成功原則をまとめた本はないと思います。

他の自己啓発本は何かがかけていることが多いですが、この本にはほぼ全ての必要要素が含まれています。

抜け漏れのある自己啓発本を10冊読むならば、この1冊を繰り返し読めば十分だと思います。

読書後の感想

この本は説明することはないかと思います。なぜならこのブログに足を運んでくれている意識の高い方は、すでに読んでいると思うからです。

まさにKing Of 自己啓発だと思います。ただ全体的に抽象的なことが書かれているので、

ここからどうやって自分のことに落とし込んでいけるかは、その人の経験値に左右されるのではないかと思います。

なおこの”7つの習慣”は、詳細の書評を下記にまとめてありますので、お時間があれば併せてどうぞ。

 

運のいい人の法則

前田さんコメント

まさに「幸運の要因」を語ってくれています。 僕 は 昔 か ら 異 常 な ほ ど に 運 が い い な と 本当に思っています。でも、それがなぜか なんて、考えたこともなかった。

この運の良 さという漠然としたものを、科学的に解き 明かそうと試みたのがこの本です。

「運 が い い 」 と 思 っ て い る 人 は 無意識的に自分の身の回りにあるすべてが自分になんらかの幸運をもたらしてくれるものだと信じています。

自分にポジティブな何かをもたらしてくれるチャンスが目の前を通ると、それを見逃しません。

自分は「運がいい」と思う人は、さらに運が良くなって、幸運を呼び寄せるようになっていくのです。

読書後の感想

この本は実はKindle本がないので、私はまだ読めていません。

しかし自分も前田さんと同じで「運がいいと思っている人」なので、ぜひ実際の本を手にとって読んでみたいと思っています。

 

ようこそ地球さん

前田さんコメント

この本をお勧めする理由は3つあります。

1。未来予測が秀逸であることです。50年以上も前の本なのに、彼はスマホも、インフルエンサーも、 原発も的確に予測しています。

2。陳腐化しない書き方が好き です。50年後に読んでも違和感がないよう に、当時のテクノロジーや固有名詞などを 極力避けているのです。

3。一番の魅力とし て掲げたいのが、ここでもやはり死生観です。 かなり星新一の作品によって、研ぎ澄まさ れていったように思います。

 

読書後の感想

彼のSF短編小説を何個も集めた本です。これが50年以上も前に書かれたとは到底思えません。

本の構成でなんとか古いと言うのはわかりますが、今の最新技術がわかっていたんじゃないかと思うくらいに、

展開というか各ストーリの結末が秀逸で面白いです。

私は普段小説は読まないので、最初は抵抗がありましたが、前田さんのお勧めというのもあり購入しましたが、

購入して全く損はありませんでした。どちらかというと大人向けの小説ですかね。大人がとてもワクワクできると思うので、ぜひ購入してみてください。

さてここまで、前田さんのお勧め10作品を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

分野が多岐にわたり、私はとても楽しめました。ぜひ彼が好きな人も、そうじゃなくても上記コメントや感想で興味を持った方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

最後におまけとして、そんな前田さんが書いた本もご紹介します。

 

前田裕二 著書2選

人生の勝算

ポイントは下記の通り。これらが気になる方はすぐに買うことをおすすめします。

①運命に努力で勝つ

②当たり前を圧倒的な努力

③人生のコンパス(自分は何者になりたいのか)は持っているか?

今何をモチベーションに生きたらいいのかわからない、

成功は運命なんでしょう。ということを打ち破りたい。

という方はぜひ。

 

メモの魔力

ビジネスの成功の秘訣→メモ!!

あなたもメモくらいしている?でもそれは本当のメモではない。

記録のメモは誰しもしているが、知的生産のメモは皆できていない。

①ファクト(記録的メモ)数で勝負!!

②抽象化(①の事実からもっと色々なことにできる応用できること)ここがもっとも難しい。でももっとも普段の生活に生かせる成功法則

③転用(具体的なアクション:自分はどうする)ここが最重要!!自分ごとに落とし込まないとただの知識人。成功はしない。

人は経験したことしか信用しない。ならまずは経験してみる。それは自分も相手も。ダメならすぐに次にいく!→どこかでこれ!というものが出てくる。

上記が習慣としてできる人は強い。習慣は簡単に作れる、歯磨きやトイレに行くのに気合を入れますか?当たり前は習慣から。

 

それでは、また次回。

 

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